お客様から「Excelのメニュー項目の表示が英語になってしまった」と問い合わせをいただきました。
最初は、Excelの設定画面([ファイル]-[オプション]-[言語])で「表示言語の選択」の設定が変わってしまい英語表記になってしまったのかと思ったのですが、現地で調査をしてみるとどうも勝手が違うようです。
マイクロソフトのコミュニティを調べてみると同じような現象の報告がありました。「Excel2016の英語設定を日本語に変更する方法をお教えください。(サーフェスラップトップ)」
ここに書かれているようにWindowsの表示言語の設定(設定の[時刻と言語]-[地域と言語]-[言語])などを確認しましたが、Windowsの設定は「日本語」で問題がありません。
Windows Updateもすべて正常に行われているようです。
ダメもとでWindowsに言語を追加してみたり、Windowsの表示言語をいったん日本語以外の言語に切り替えて、日本語に戻してみたりしましたがExcelの表記は英語のままです。
もう一度マイクロソフトのコミュニティに投稿された情報をよく読むと重要な情報を見つけました。
しかし、ストアアプリ版Officeなので、Windowsの表示言語と連動していて、画像のように、言語を追加できないようになっています。
問題を起こしたパソコンのExcelの設定画面を確認してみると、表示言語を切り替えるための項目が表示されていないことがわかりました。
インストールされているものはストアアプリ版のOfficeのようです。
ちなみに、デスクトップ版Excel 2016の設定画面は下記のような表示になります。
「表示言語の選択」という項目で表示言語とヘルプ言語の設定や、追加の言語リソースの取得(言語パック)ができるようになっています。
さらに、確認をするとネットワークの接続が不安定だったようでインターネットにうまく接続できない状態があったようです。
Windowsの『ストア』で「ダウンロードと更新」の状況を確認すると、Office系のアプリがダウンロードの途中でエラーになって保留状態になっていました。
保留状態になっているものを手動で更新し、更新が完了したところでExcelを立ち上げてみると…
ストアアプリの更新に失敗したのが原因のようです。
パソコンのメーカーや導入した時期なども関係していた
今回の問題が起きたパソコンはデル社製のデスクトップマシンで2018年3月に導入したパソコンだったのですが、ここに落とし穴がありました。
デルのWebサイトで公開されているナレッジベース情報に「Office 2016 プリインストール版 アクティベーション方法(Windows 10)」という項目があります。
ここに以下に引用する記載があります。
導入した時期が2018年3月なので、Fall Creators Updateが適用されたWindows 10 が導入されています。
Fall Creators Updateが適用されたパソコンのプレインストール(PIPC) Office 2016なのでストアアプリ版Officeが導入されていたようです。
ストアアプリ版のOfficeなんてSurfaceだけかと思ったら、ほかのメーカーのパソコンにも入っていたとは…
今回はじめて知りました。
[…] たわけだが、解決に結びついたのがこちらのページhttp://www.ria-lab.com/archives/1270 […]
上記、読んだら同様の現象そうでしたので
全く教えてもらったとおり実施したら
日本語表記するようになりました!!
ありがとうございます。