CSS Nite in AIZU, Vol.1 with Microsoft「HTML5+CSS3 Web Camp 2013」サ、きてくたされ

日曜日 , 12, 5月 2013 Leave a comment

昨日は、開発者寄りな感じでマイクロソフトのことを書いてしまったので、今日はデザイナー寄りなことを独断と偏見で書きます。

jQuery」という名前はご存じでしょうか?
Web制作の方にとっては、もはやなくてはならないくらいにお馴染みのJavaScriptライブラリだと思います。

では、このjQueryの開発にマイクロソフトが寄与しているのはご存じでしょうか?
こちらの記事(「jQueryとMicrosoft」「
マイクロソフト、jQueryへの全面的な支持を発表」)などをご覧ください。
マイクロソフト本社の副社長さんが、以下のようにマイクロソフトがjQeuryを支持し、開発に貢献することを書いてます。

記事によると、

すでにASP.NETチームの担当者はフルタイムでjQueryのコアライブラリの開発に参加しており、これまでASP.NET Ajax Libraryを使ってアプリケーションを開発してきたデベロッパーには、jQueryへ移行するように勧めています。

と書いてあるので、マイクロソフトのエンジニアがガチでjQueryの開発に参加をして、今までマイクロソフトが開発してきたソフトからの移行を促すくらいに本気で入れ込んでいます。

「マイクロソフトなんて… 仕事で使うソフトを作っている会社でしょ?」
「うちは、Windowsなんて使っていないし…」

…なんて思っていたWeb制作者の皆さん!!

jQueryを通して、知らず知らずのうちにマイクロソフトと繋がっていたんですね。
そのくらいに、Web制作に尽力していて、とっても身近な存在の会社なんです。
(jQueryを使いこなすための最強ツールのひとつが、マイクロソフトの開発ツール「Visual Studio」なのですが、昨日と内容がかぶってしまうので割愛(^^;))


また、皆さんが熱い視線を注いでいる「HTML5
この標準化/仕様策定を行っているW3Cという機関でも、マイクロソフトは多大な貢献しています。

たとえば、W3Cで共同議長など仕様を決めていく中で重要な役割を果たし、さらに決まった仕様をブラウザに実装するという、気の遠くなるような作業でWebの標準化に貢献しています。

「でも… Internet Explorerって、最新のHTML5への対応が遅くない?」
という疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。

たしかに、FirefoxやGoogleのChrome、AppleのSafariなど他のブラウザと比較すると、IEの対応は遅く感じた時期もありました。

でも、この理由は、以前参加したセミナーで、Internet Explorer(以下長いので”IE”と表記w)で対応が遅い理由をエバンジェリストの方がキッパリと仰っていました
将来変更になる可能性のある提案や草案の段階で、新しい仕様をIEに盛り込むことには慎重

それは、「マイクロソフトの製品は、企業などで使われているので、しょっちゅう変えていたら影響が甚大すぎるから」ということのようで、
既にWindowsやIEを使い、独自のシステムやサービスを構築したユーザのことを考慮して、あえてIEへの実装に慎重にしてきたということです。
(言われてみれば、開発者の自分としては、昨日まで使えていた機能が今日のアップデートで使えなくなっていたら、怒りのあまりパソコンをぶん投げてしまいそうですw)

続けて仰っていたのが、「IEに採用され実装されたHTML5の機能というのは、安定していて今後も変更が生じにくい機能だ。安心して使って良い機能と思う」ということです。
たしかに、どんなに先進的で便利な機能を実装しても、一部のブラウザでしか使えなかったり、最終的に「無くなっちゃいました(テヘっ」では、ユーザに与える影響が大きすぎますよね。
さすが、この辺はブラウザ戦争を経験しているマイクロソフトだけあって、一日の長があります。

このように顧客志向でWebの将来を誰よりも真剣に考えているマイクロソフトが満を持して放つ最新のブラウザIE10の紹介やHTML5への関わりなどを、マイクロソフトの「中の人」から直接紹介いただけるのが、今回の
CSS Nite in AIZU, Vol.1 with Microsoft「HTML5+CSS3 Web Camp 2013」の醍醐味のひとつだと思います。

イベントの詳細な開催概要の確認や参加申込みは、特設サイトから行えます。
是非是非、会津若松でお会いしましょう。

 

※追記  ─── 翌日のお楽しみなど…

会津若松は今でこそ地方都市ですが、戦国時代から今日に至るまで会津の中心地であり、江戸時代は会津藩の城下町として栄えた街です。

広く知られた会津の歴史は、戊辰戦争と白虎隊の悲劇で終わると思うのですが、実は戊申戦争後も若松県の中心地として栄え、その名残を残す建築物が市内各所に数多く残っています。
城下町の風情と明治期から大正ロマン、昭和モダンにかけての近代建築が混在する会津若松は、街ブラをしていても飽きが来ない街です。

また、城下町らしく、美味しい菓子のお店などが市内に点在しています。
市内を散策しながら、見つけたお菓子屋さんで買い食いなどをするととっても楽しいですよ♪

この記事のタイトル「きてくたされ」というのは、野口英世の母キシが野口英世へあてた手紙の中で書いた故郷への帰郷を訴えたフレーズですが、これをモチーフとしたお菓子が会津を代表するお菓子屋さん「太郎庵」から発売されています。
会津地方の外にはあまり出ることのないお菓子だと思いますが、とっても美味しいお菓子ですので、店舗を見かけた際は是非食ってくたされ!