OS XでFinderから「サーバへ接続」ができなくなったとき

月曜日 , 12, 9月 2016 Leave a comment

OS X 10.10 YosemiteのFinderから「サーバへ接続」ダイアログから任意のサーバへ接続しようとすると、処理中ダイアログが一瞬だけ表示されるものの実際の接続が行えなくなりました。

システムログ( /var/log/system.log )を確認すると、処理中ダイアログが表示されたタイミングで以下のメッセージが出力されています。

WindowServer[数字]: WSGetSurfaceInWindow : Invalid surface 数字 for window 数字

ただ、完全にファイル共有が行えなくなったわけではなく、Finderの「共有」項目に表示されているサーバ名からたどって行くと、いつも通りにファイル共有ができます。 「WSGetSurfaceInWindow : Invalid surface」というキーワードからネット上の情報を調べてみても、ログに記載されたメッセージについて問題の報告は見つかるものの解決まで至ったケースは見つかりません。

ここで「もしかしたら、OS X 10.11 El Capitanにアップデートしたら解決するのでは?」と思い、OSを10.10から10.11にアップデートしてみました。

結果は… 変わらず。 まったく接続できません。 システムログ( /var/log/system.log )を確認すると、Yosemiteの時には出力されていた「WSGetSurfaceInWindow〜」というメッセージが出力されなくなりました。

万事休す…

ハッと思い付き、ユーザを切り替えてサーバへ接続を試みると… 今度はうまく接続できました。

ということは、ユーザ固有の問題っぽい? 困ったときの定番、plistファイルを削除してみることにします。

削除したファイルは以下のファイルです。(Finderから表示するときは、Optionキーを押しながら「移動」メニューを選ぶと「ライブラリ」が表示されます。)

/Users/ユーザ名/Library/Preferences/com.apple.finder.plist

削除後、マシンを再起動し、Finderからサーバへ接続を試みると… 無事、成功!

念のため、削除前に待避したplistファイルを元の場所に戻してマシンを再起動、同じことをしてみると… 見事に問題が再発!!

どうやらplistファイルが原因っぽいです。 途中でOSのバージョンが変わってしまっているため、「これが原因だ!!」と断定はできませんが、同じような現象が起きたときにはplistファイルの破損を疑ってみても良いかもしれません。

なお、plistファイルを編集・削除したりするとOS Xの環境に致命的な問題を与えることがありますので、ご注意ください。

OS Xのアップグレードで今回の問題は解決しませんでしたが、問題が発生したマシン(Mac Mini Late 2012)では、SafariやiTunesなど(WebKitを使っているソフト?)で特定のラインに位置するリンクが無かったことになってクリックできなくなる謎現象が起きていました。(リンクにマウスオーバーさせたとき、ハンドカーソルに変わる場面で変化せず、クリックもできない)
「ビデオカードのドライバあたりかな」と思いつつも、ウィンドウを少しずらせばクリックできてしまうので深く考えてこなかったのですが、今回のアップグレードで現象が解決できたような気がします。良かった!
あとは、ときどき画面の表示更新時に全然関係のない場所までブロックで点滅する謎現象も解決できたら万々歳だなぁ。

 

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