Visual Studioのテキストエディタのフォントが変えられない

火曜日 , 19, 1月 2021 Leave a comment

Visual Studio 2019でフォントの変更が行えなくなりました。

前日まで問題なくカスタマイズした状態で好みのフォントが表示されていたのに、今朝立ち上げたときから知らないフォント(おそらくCourier New)に変わっています。

解決までにけっこう時間がかかったので試したことを記録として残します。

まずは再度Visual Studioのオプションを設定

なにかの拍子で書き換わったのかも知れないと、Visual Studioのメニューから[ツール]-[オプション]より[環境]-[フォントおよび色]から設定を行いました。
選択したフォントが設定上は反映されるもののエディタ本体の表示には反映されません。しかし反映されないのはフォントだけでサイズの方は問題なく反映されます。

次に、[ツール]メニューの[設定のインポートとエクスポート]を使い、他のPCで正常に動いているVisual Studio環境からフォント関連の設定をエクスポートし問題のPCにインポートしてみたのですが、これも機能しないようです。

面白いことにすべてのフォントがダメな訳ではなく、プログラミング向けのフォントとして紹介されているフォントがRicty DiminishedCicaなどのフォントがダメで、Windowsに標準搭載されている「MS 明朝」などは問題なく反映されるようです。

Visual Studioを修復

Visual Studioの環境が壊れてしまったのかも知れないと疑い、Visual Studio Installerを使い「修復」してみます。

image

修復し終えるまでに時間はかかりましたが、結果はなにも変わりませんでした。
(むしろ環境が初期化され拡張機能の設定などを再度行う必要が生じました)

Visual Studioのそれっぽいキャッシュをクリア

Visual Studioに関連するキャッシュがおかしくなっているのではと疑い、下記のディレクトリ配下に存在するキャッシュフォルダを削除してみました。
キャッシュフォルダの場所は下記の通りです。サブフォルダとしてVisual Studioの各バージョンが存在し、その中にキャッシュフォルダがあります。

c:\<ユーザ名>\AppData\Local\Microsoft\VisualStudio\

操作を間違えると環境が壊れると思うので注意してください。

キャッシュフォルダを削除しVisual Studioを立ち上げ直してみましたが状況は変わりませんでした。

Windowsのフォントキャッシュをクリア

では、大本のWindows関連か?と疑い、Windowsのフォント関連のサービスを止めてみます。

止めたサービス

  • Windows Font Cache Service
  • Windows Presentation Foundation Font Cache 3.0.0.0

念のためWindowsのフォントキャッシュも削除してみました。
削除したフォントキャッシュの場所は下記の通りです。

C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Local\FontCache

システムのなにかがつかんでいるようで削除できないとエラーが発生しましたが、無視することにします。

定石ではサービスを止めた状態でWindowsを再起動し、その後残ったファイルを消すという感じになると思うのですが面倒なのではしょって、

ここでVisual Studioを立ち上げてみると…

Visual Studioのオプションで選択したフォントが表示されていました。

タイトルなし

左が反映されていないときに表示されていたフォント(記憶を元に再現したので正確ではないかも)、右がカスタマイズした設定のフォント(Ricty Diminished Dashed)

どうやら、Windowsのフォントキャッシュが狂うとVisual Studioのフォントが反映されなくなることがあるようです。

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