「Bash on Ubuntu on Windows」がうまく動かないときに確認したいこと

木曜日 , 4, 8月 2016 Leave a comment

Windows 10 Anniversary Updateの目玉機能のひとつ、「Bash on Ubuntu on Windows」(Windows Subsystem for Linux)。
VMwareのような仮想化環境を必要とせずWindows上でbash(Ubuntuのシェル)が使えてしまうという驚くべき機能です。
しかも、bashだけでなくapt-getも使えてしまうので、apt-getであれやこれをインストールするとWindowsなのにWindowsじゃないことができてしまいそうです。

そのような機能なので、自分も心待ちにしさっそくインストールしてみたのですが、どうも特定のソフトがインストールされていると「Bash on Ubuntu on Windows」のインストールが途中で固まってしまうようです。

失敗する場面は「Bash on Ubuntu on Windows」のパッケージ展開が終わり、UNIXユーザ名の設定とパスワードを入力した直後、passwdコマンドから「passwrd: password updated successfully」と表示されたタイミングです。

Bash on Ubuntu on Windows

そして、その原因となっているソフトは「カスペルスキー 2016 マルチプラットフォーム セキュリティ」(以下、カスペルスキー2016)です。
どうもカスペルスキー2016が実行されている状態ですと、Bash on Ubuntu on Windowsの動作がブロックされてしまうようです。
これを回避するには、タスクトレイからカスペルスキー2015のアイコンを選択し、マウスの右クリックでカスペルスキー2016のメニューを表示。
「終了」でカスペルスキーを終了させてしまうのが有効な方法のようです。

タスクトレイ上のKasperskyのコンテキストメニュー

カスペルスキー2016を終了させた後、再度コマンドプロンプトでbashコマンドを打ち込むと、bashが起動しUbuntu環境が使えるようになります。

Bash on Ubuntu on Windows起動後の画面

 

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